日本酒は日本を代表するお酒で香味タイプで4つに分類される

日本酒は日本を代表するお酒で香味タイプで4つに分類される

日本を代表するお酒である日本酒は、4つの香味タイプで分類されます。
一般的なお酒や本醸造は爽酒で、リーズナブルですっきりした爽快なタイプです。
食事に合わせやすい特徴があり、飲用温度は5~10度で冷酒に適しています。
熱燗で飲めるものもあります。
軽い味付けや淡泊な素材の料理に合います。
大吟醸などは薫酒で、フルーティな香高いタイプです。
飲用温度は8~15度で甘口から辛口まであり、食前酒としても人気があります。
長期熟成酒や古酒は熟酒で、飲み口が濃厚でとろりとした5年以上熟成されたものです。
飲用温度は15~25度又は35度で、甘味やうまみを感じられます。
チーズやすき焼きなど味がしっかりした料理が合います。
純米酒などは醇酒で、もっとも日本酒らしいふくよかな味でコクとうまみを感じるタイプです。
食事にも合わせやすいです。
飲用温度は15~20度又は40~55度で熱燗にも適しています。
強いうまみのある料理に合います。

お酒は原材料や発行させる環境などで千万変化する特徴

お酒と一言にいっても、その特徴は様々です。
まず材料ですがワインやブランデーの原料となるブドウをはじめとした果実酒や日本酒などの原料になる米などの穀物酒、テキーラや焼酎などの植物の茎や根を利用する物まであります。
主に植物の糖分やデンプンといった炭水化物を、アルコール発酵させることができる酵母菌と併せて作る点はお酒を造るという点で共通しています。
加えてこれらのお酒を上流という工程でアルコール度数を高めたものを蒸留酒と呼び、さらに木の樽で寝かせることで独特の風合いを出すこともできます。
では同じ材料で有れば同じ味かというと全く違っていて、同じワインでも100メートル先で栽培されたブドウとですら異なると言われています。
ブドウの熟柿具合による糖分の量、油分の量水分含有率など様々な要因の成分と異なる場所にいる酵母を組み合わせることに因って多種多様な味わいを引き出すことができます。
ブドウですらこのレベルなので、ほかの材料を使えばどれだか味や香りなどが違うかは想像に難くないと思います。

著者:上田年雄

筆者プロフィール

長野県松本市生まれ。
ワインソムリエとして活躍し、数多くの記事を執筆。
ネットでもお酒の魅力を発信しています。